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頑張れば頑張るほど自分らしさが失われ自分の価値や自己肯定感が下がる理由

「今の自分は過去に培ってきたもので出来ていて、それが今の自分の魅力になっている」

上記のような言葉は、きっとどこかで聞いた事があると思います。

そして、真面目な人ほど「頑張らなきゃ!」と、自分を強く高くしてくれる鎧を身にまとおうとします。

その鎧というのは

  • 実績
  • 経験
  • スキル
  • 頑張ったこと
  • 得意

という少し堅苦しく感じるものもあれば

  • ハマった
  • 好き
  • 自然と出来ちゃう

なども鎧のうちの一つです。

で、自分が集めてきた鎧に対して、こう言われることも多いのではないでしょうか?

「それは君の才能だし素晴らしい能力なんだよ!」

と。

このように背中を押してくれる魅惑的な言葉があるのですが、実はそう言われれば言われるほど苦しくなる事もあったりします。

特に貪欲な人や目標が高い人、完璧主義者であるほど

「頑張って鎧を集めれば集めるほど無価値感や孤独感が大きくなるし、目の前の結果がうまくいかなくなるけど、これは何で?」

と混乱していくことでしょう。

それは頑張る方向性が違うよというサインで、実は鎧を脱いでいくことが大事なのです。

そこでこの記事では、なぜ頑張っても自分の価値や自己肯定感が下がるのか?について詳しく解説していきます。

心が軽くなる新しい考え方を手に入れられると思いますので、リラックスして読み進めてみてください。

もくじ

上を見るものいいけど大事な事を忘れていませんか?

例えば、貪欲な人や目標が高い人、謙虚な人、完璧主義者ほど、褒められたり評価される質・量に比例して自己肯定感が低くなってしまうのですが

「あなたって、本当に素晴らしいね!天才だよ!」

と言われれば言われるほど

  • 「いや、もっと上手な人知ってるし…」
  • 「いや、もっと追求してる人いるし…」
  • 「いや、もっとスゴい人が…」

と、貪欲で目標が高くて完璧主義者だからこそ、他人との差を冷静に比較・分析してしまい、自分の自己評価をぐーーんと下げる傾向にあります。

これは私自身もそうだったのでよく分かるのですが、こういう人を見ると、確かに自分より上手な人は無限にいる。確かに自分より追求してる人は無限にいる。確かに自分よりスゴい人は無限にいる。

「そうだよね!」と首が折れるほど縦に振りながら100%の共感を抱きます。

上を見たらキリがないのがこの地球という星だけど、上に行かないと人間としてダメになると思っていました。

でも、それは思い込みだったんだと気づくことが出来たんですね。

そして、行き過ぎた貪欲さや謙虚さは、いつの間にか自分の事を傷つけ自分のセルフイメージを下げてしまうことになります。

ここでハッとするような質問を投げかけるので、自分の胸に手を当てて自分の心によーーーく聞いてみてください。

自分が自分であることを忘れていませんか?

何が何でも上を目指さねばいけない!と、どこか強迫観念を抱えながら生きていた僕だったのですが、ある時、その山登りには大事な事がすっぽり抜けている事に気がついてしまったのです。

確かにレベルの高い人達に追いつけ追い越せのマラソンを挑む精神は素晴らしく爽やかで清々しいです。

でも、大事な事を忘れていませんか?

なぜ、その人達に追いつかなくてはいけないのでしょう?

なぜ、その人達に勝たなくてはいけないのでしょう?

その人達には絶対に追いつけなくて、絶対に負けないことが一つあるじゃないですか?それを忘れていませんか?

それが「自分が自分であるということ」です。

あなたの人生で一番長く培ってきているモノ

「自分が自分であること」というのは、あなたがめちゃくちゃスゴいと思っているAさんが真似出来るものではないように、誰にも真似出来るものではありません。

もちろん優秀なAIにも真似出来るものではないでしょう。

  • 実績
  • 経験
  • スキル
  • 頑張ったこと
  • 得意
  • ハマった
  • 好き
  • 自然と出来ちゃう

という外側の条件を培ってきた経験は確かに大事ではあるんですが、もっと大事で一番長く培ってきているモノが何かを忘れていないでしょうか?

多くの人が一番長く培ってきている

「自分」

というのを忘れがちなんですよね。

たとえあなたがどんなに三日坊主でも。たとえあなたがどんなにサボりぐせがあっても。

たとえあなたがどんなに自分の事をダメダメだと思っていても。

「自分」

を培うという事は、あなたがあなたの母ちゃんのお腹から出てきた瞬間から今までずっとやってきています。

こういう話をすると、優秀な人ほど他人との比較を冷静に分析してしまう癖があるので「自分にはないもの」に目がいってしまいヘコみそうになる人がいますが、ちょっと待ってちょっと待って。

そろそろ気づいてあげませんか?

もうすでにあるものが一番の魅力だという事。

もうすでにあるものが一番の財産だという事。

もうすでにあるものが一番のギフトだという事。

に、そろそろ目を向けてみてはいかがでしょうか?

  • 実績
  • 経験
  • スキル
  • 頑張ったこと
  • 得意
  • ハマった
  • 好き
  • 自然と出来ちゃう

ような事を大事に育ててきているかもしれませんが、それよりも、それらをずっと支えてきている

「自分」

を培ってきた時間と労力の方が多いんですよ?

人間は自分が価値があると思うものにしか時間と労力を費やせない

人って自分が無駄だと思うことや役に立たないと思っていることには時間も労力もかけないですよね。

あなたも例外ではないはずです。

だからこそ人って、自分が価値があると思っている事に時間と労力をかける生き物です。

でも、この人生で一番時間と労力をかけてきているのは「自分」なんです。

なので、何か外側の条件がないと自分に価値がない!自信が持てない!というのは単なる表面的な思い込みです。

実は深いところでは「自分には十分に価値がある」と本当は思っていて、すでにそれを知っているんです。

このカラクリ伝わっていますか?

「自分には価値があるんだ」と深いところでは確信していることにまずは気づいてみてください。

そこにちゃんと気づけると、外側でつけてきた鎧がいかに自分を重くさせていたのか、影を作っていたかに気づけるようになります。

そうなると「あ、鎧に頼らない方が軽いし、そのまま光が当たるし、こっちの方が良かったのを思い出したわ」ってなります。

人によっては、我に返ったように

「なんだ、この重くて汗臭いの。何でこんな鎧を集めるのに必死だったんだ…」

ってなります。

そうすればどんどん自分の輝きが増していき、勝手に自分の価値は高まり、勝手に自己肯定感が高まるので、外側の結果なんて良くなって当然なのです。

どんどん鎧を着ていくというのは、自分より鎧が大事という優先順位になっています。

なので、全てのエネルギーが鎧に吸い取られるので、自分の価値は高まらない・自己肯定感が低下するのです。

自分が自分であるのが最強

自分以外の何者かになろうとすると自分の中心軸からどんどん遠ざかり、ブレブレになります。鎧を着て自分を強く見せようとするのも軸が鎧になっているわけなので当然ブレます。

だからとにかく大事なのはこれです。

自分を認識してあげること。自分を自覚してあげること。自分を確認してあげること。

これに尽きるんです。

個の力がますます重要になってくるこれからの時代。

大事なのは鎧を身につけることではなく、自分を認識・自覚・確認して解放してあげることです。

鎧を着れば着るほど、自分らしさは失われ、自分の心身は重くなり、身動きが取りづらくなっていきます。

鎧を脱ぐと、生き方がめちゃくちゃ楽になります。

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