これは約3ヶ月かけてアフリカ縦断旅をしていた時の衝撃エピソードの一つなのですが
「洗濯した方が汚くなる」
という出来事が多々ありました。おかしな話ですよね。
洋服をキレイにするための行為なのに、どんどん汚くなってしまうわけですから。
おそらく日本で普通に生活していたら「え?」と、思うかもしれませんが、僕も同じように最初は「え?」と思いました。
どこを探しても洗濯機がないので、自分で手洗い洗濯をするのですが、洗えば洗うほど服が汚くなる。
そして、ようやく見つけたクリーニング屋さんに出したら、白いTシャツがグレーになって
おまけに鳥のフンが付いて、返ってくることがありました。
もちろん、きっちりと満面の笑みでお金を請求されました。
「お金のメンタルブロックないよね〜〜♪」
と心の中で唱えて差し上げましたが、この時は夫婦ふたりで腹を抱えて爆笑しました。笑
この時に、物事に対する捉え方を再確認させてもらえたし、とても考えさせられる良い機会だったので、僕の考えをシェアします。
これを身につければ、目の前の出来事に一喜一憂したり、ムダにイライラする事も激減します。
自分の常識を破壊された時の「反応」は自分で選べる
日本で生活していると、ここまでの事はないかもしれませんが、自分が持っている
- 常識とは真逆にあることが起きた時
- 価値観にないことが起きた時
- 基準を下回ることが起きた時
- 期待を裏切られた時
何かしらの感情が動くと思います。しかし
- どういう感情を選ぶか
- どういう解釈をするか
選択権は自分にありますよね。
「はぁ?」と、イライラして新たな学びの機会を捨てて、負の感情を拾い、そのステージに留まる選択をするもよし。
「面白い!」と、探究心を持ち、小さな自分を捨てて、新たな学びの機会を拾い、次のステージに行く選択をするもよし。
僕はこの出来事のおかげでアフリカの文化・価値観・考え方・暮らし方などをじっくり見るキッカケになったなとすごく感謝しています。
この差はとても大きいですよね。
その選択を決定づけるのは「自分のあり方」なのですが、この選択で大きく差が出ます。
人生が決まると言っても過言ではありません。
起こった出来事に対する「反応」で次の出来事が決まる
イライラを選択すれば、新しい発見はなく流れが止まり、そのエネルギーに共鳴・共感する人が集まります。
面白さを見出し選択すれば、自分の知らなかった文化・価値観・考え方を発見でき、流れが加速し、そのエネルギーに共鳴・共感する人が集まります。
起こった出来事に対して、何を選択するかで人生の方角が決まるため、身の回りに起こる次の出来事が決まります。
例えば、アフリカを旅行する日本人自体かなり少ないのですが、アフリカで出会う日本人を観察していると面白いように両者が分かれます。
同じような旅のルートで旅をしているにも関わらず・・・。
自分の価値観が全部正解だとイライラ体質を持つ前者は、全然楽しくなさそうでトラブルに巻き込まれる確率高め。
スマホを盗まれるトラブルに遭遇し誰からも助けてもらえない。さらに別の人から財布を盗まれる。
など、悲惨な出来事が結構起こります。
柔軟な思考を持つ後者は、めっちゃ楽しそうでほぼトラブルゼロ。
旅のトラブルを回避する暗黙の方法で、トラブルに巻き込まれる経験が多い人とは
「行動を共にしない。距離を置く」
というものがあるのですが、これって実生活においても同じことが言えますよね。
アフリカでは「洗濯した方が汚くなる」以外にもたくさんの理解しがたい出来事がありました。
嫁がマラリアに感染した可能性があって
「これは本当にヤバそうなやつだ」
と、めっちゃ心配で病院に行ったにも関わらず、看護師さんや医師に
「おー♪マラリアだったらどうするの〜?」
と、満面の笑みで茶化されることがありました。笑
でも、ここで「ムカーーーー!!」となるのか。
「そうか、それくらい日常的なことなのか」
「そこまで心配する必要ないことなのか」
となるかで見える世界が全然変わります。
ムダに「反応」していると消耗しかしない
何が言いたいかと言うと、そこまで気にすることがない事にいちいちイライラしていたら心身ともにもたないってことなんですね。
例えば、芸能人の不倫報道でイライラするとか。笑
あんなので消耗するなんて、もったいなすぎます。
ここら辺の物事を上手に捉えて、自分に必要な課題と相手の課題を分けて、感情を整え自分を自由にしていく技法を「課題の分離」と言います。
「課題の分離」について、もう少し分かりやすい具体例を挙げながら下記記事で深堀りしているので、ぜひ読んでみてください。
課題の分離が出来ると人生めちゃくちゃ楽チンになります(^^)
目の前の相手が、どんなヒドい事を言ってこようが、どんな態度であろうが、嫌いな話し方をしていようが何とも思わなくなりますよ。
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