自分に自信がある人は、成功体験がたくさんあるから自信があるように見えるかもしれません。
- できなかったことができるようになった体験
- 人よりも何らかの能力に秀でている自覚が持てている
- 夢や目標を叶えた体験
が自信の源と思うかもしれませんが、実は、それでは本物の強固な自信を持つことはできません。
そこで当記事では、本物の自信をつける方法についてご紹介します。
小さな成功体験ではなく失敗からしか自信は得られない
僕自身が本当に自分に自信を持てないコンプレックスの塊のような人間だったので、克服するために書籍を読み漁り、数々のセミナーなどを通して学んで必死に実践してきました。
そこでは共通して小さな成功体験を積み重ねようと言われていました。
しかし、小さな成功体験を積み重ねるだけでは本物の自信はつきませんでした。
むしろ、小さな成功体験を通して得た自信というのは、プライド、思い込み、固定概念という形に変わり、世界を狭め物事を上手に進めていく上で邪魔になることの方が多かったです。
よく言われている成功法則は何かを足すことばかりですが、実は全部逆なんだと億万長者から教わりました。
失敗からしか本物の自信は手に入りません。
失敗を通して何をやっても自分には価値があると思えた時に本物の自信が手に入ります。
小さな成功体験を積み重ねても本物の自信に繋がりにくい理由
自分に自信をつける方法の代表的なノウハウで「小さな成功体験を積み重ねよう!」とよく言われています。
小さな成功体験を積み重ねようと取り組んでいく過程で
- 小さな目標をつくる習慣が身につく
- 小さな成功体験を数えるようになりプラスの部分に焦点が合うようになる
- どうすれば上手くいくかを常に考えるようになる
- 毎日が楽しくなる
など、思考のクセと習慣が変わり、成功連鎖の体質に改善されていくメリットがあるので、めちゃくちゃ効果的です。
しかし、落とし穴があって、小さな自信はつきますが本物の自信はつきません。
小さな成功体験だけだと、何かネガティブなことが起きたらすぐに崩壊してしまう土台が弱い藁の家状態なんですね。
とっても良い感じだけど、ちょっと惜しい感じです。
例えば、子供のころに自転車に乗る練習をしましたよね?
自転車に乗る自信を持てるようになったのは、自転車の乗り方を覚えたからというのはもちろんなのですが、さらに掘り下げると、コケても大丈夫だと思えたからなんですね。
- コケても意外と怖くない
- コケても意外とケガをしない
- どうすればコケるかが分かった
だから自転車に乗る自信が持てるようになったのです。
大きな成功体験を積んでも強い自信には繋がらない
小さな成功体験を積み重ねるだけだと足りないからと、大きな成功体験を積み重ねればいいのか?と言えばそうでもないのです。
自分がすごいと思っている現実を手に入れることができれば、強くて大きな自信がつくのは事実ですが
- 一瞬だけで長続きしない
- 謙虚さを失う
- 自信を盲信してしまう
という可能性があり、ズレを生じさせる原因になってしまうのです。こうなればただのゴミです。
大小問わず成功体験を積んで積んで積みまくった先にあるのは「自信になったかも」という疑心暗鬼な自信の集合体です。
疑心暗鬼な自信の集合体というのは、実は本物の自信にはなってくれず、どれだけ積み上げてもそこから先に行けることはありません。
本物の自信は、足していく過程で得ていくものではなく、引いていく過程で得るものなのです。
本物の自信をつける方法
強くて本物の自信がつくのは
- できなかったことができるようになった時
- 人よりも何らかの能力に秀でている自覚が持てた時
- 夢や目標を叶えた時
など足していく過程でつくのではありません。引いていく過程で得るものなんですね。
失敗して残るもの。痛い目に遭って残るもの。カッコ悪い自分をさらして残るもの。かっこ悪い自分に出会って残るもの。
ここに本物の自信との出会いがあります。
さて、何だか分かりますか?何が残ると思いますか?
それは「自分という人間の価値」なんです。何をやっても自分には価値があると思えた時に本物の自信が手に入ります。
どんなに失敗しても自分の価値は1ミリも変わらない
どれだけ失敗したとしても自分という人間の価値は何も変わりません。
例えば、僕は大好きな人に2回フラれた経験がありますが、当時は自信を大きく失いました。
「自分は世の中にとって価値のない人間なのでは?」と思ったこともありました。でも、フラれたからといって自分の価値は1ミリも下がっていなかったんですよね。
なぜなら、フッた相手にとっては価値を感じてもらえなかっただけ。合わなかっただけ。ただそれだけなんです。
そして、フッてくれたおかげで、さらに大好きだと思えるパートナーと結婚できているので、むしろフラれて良かったと思っています。
仕事がうまくいかなかなくても、自分という人間の価値は1ミリも変わりません。
ものすごく価値があるのが自分という人間です。
そんな自分自身の価値がいかに高いのか、尊いのかをはじめて気づけた時。
そこではじめて本物の自信が持てるようになります。
自分を受け入れる勇気
どんな失敗をしても、どんなに痛い目に遭っても、どんなにカッコ悪くても。
決して自分のことを見捨てないでください。
決して自分のことを嫌いにならないでください。
そんなことじゃ自分の価値は1ミリも下がりません。むしろそんな自分だからこそ価値があるのです。
成功しなきゃ自信が持てないなどと、足すことばかりに集中していると、本物の自信はほとんど見えません。
そうではなく、玉ねぎを一枚一枚むいていくように、引いていかないと本物の自信は見えてこないんです。
本物の自信はチャレンジの裏側にある
耳の痛くなるお話かもしれませんが、本物の自信を手に入れるにはチャレンジするしか方法がありません。
本物の自信をつけたかったらチャレンジするのです。チャレンジというリスクを取るのです。
自信をつけたかったら失敗しましょう。痛い目に遭うことを恐れず進みましょう。カッコ悪くてもチャレンジしましょう。
チャレンジという道のりは、大なり小なり失敗します。痛い目にも遭います。カッコ悪さをさらけ出していくことにもなります。
でも、その道はめちゃくちゃ清々しく爽やかなのです。
そして、チャレンジする過程で失敗を経験してみると、失敗だと思っていたことは意外と大丈夫だったということが経験を通して体感を得ることができます。
これが真の成功体験なんですね。失敗から得る自信はとてつもなく偉大なのです。
失敗して自分の価値が下がるわけではありません。
チャレンジしない自分の姿が自信を失わせる
自分がチャレンジしない姿を24時間365日ずっと見ているのは自分です。
チャレンジしないままだと、自分が嫌になったり、一歩踏み出さない自分を傷つけ、自信を失わせる原因になってしまうんですね。
- 失敗したくない
- 痛い目に遭いたくない
- カッコ悪い姿をみせたくない
こういう逃げの生き方をしてたら、人生に面白味がなくなってしまいます。本物の自信が育めません。
そして、やりたいことができないままではなく、やりたいことを隠してしまい、何をやりたいか分からなくなってしまったりします。
安心してください。世界は思っている以上に優しい場所です。
そして、チャレンジこそが本当に楽しくて面白くてワクワクドキドキするような人生です。
もっと言うと、カッコ悪い姿をさらしてでもチャレンジする姿勢こそが、人を魅了し惹き付けるガソリンになります。
まとめ
失敗してもいいじゃないですか。痛い目に遭ってもいいじゃないですか。カッコ悪くてもいいじゃないですか。
チャレンジする人はカッコいいのです。
そして、チャレンジする過程で失敗を経験してみると、失敗だと思っていたことは意外と大丈夫だったということが経験を通して体感を得ることができます。
すると「自分という人間の価値」に気づくことができ、何をやっても自分には価値があると思えるようになります。
そこにあるのが本物の自信です。
そして、本物の自信を手に入れていく過程で、自分でもビックリするような新たなステージが用意されていきます。
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