YouTube動画広告の「予算による制限」が表示された時にどうすればいいのか?対処法についてご紹介します。
広告を回す目的によって対処法が異なるので
- YouTube動画広告に慣れたい方
- とりあえず小さくテストしたい方
向けの対処法と
- 予算をガッツリ投下して本格的に運用したい方
向けの対処法を2パターンで解説します。
予算による制限が表示される理由
YouTube動画広告で少額テストをしていると、上記のように「予算による制限」と赤文字が表示されることがあります。
上記広告キャンペーンは1日の予算を1,000円に設定していたら表示されました。
「予算による制限」は、1日あたりの広告予算がGoogle広告側が推奨している予算額より低い場合に表示されます。
予算を増額すれば広告の表示回数をさらに増やせるよというお知らせなので「予算による制限」と表示された状態でも広告の掲載を続けることができます。
広告を回す目的が
- YouTube動画広告に慣れる
- とりあえず小さくテスト
くらいの段階なら、「予算による制限」は気にしなくてもOKです。そのまま広告を走らせてYouTube動画広告に慣れたり小さなテストに集中しましょう。
推奨額まで上げないデメリット
Google広告側が設定している推奨額より予算を低く設定していると、広告設定したキーワードやターゲティングが正確に反映されないデメリットがあります。
広告の表示が予算に合わせて抑制されて、バラつきが出てしまうということです。
例えば、キーワードを10個設定していたとすると
- キーワードA:表示回数多い
- キーワードB:表示回数そこそこ
- キーワードC:全く表示されない
など、バラつきが出てくるので、視聴率などの数字が本来出るはずの数字とギャップが生まれてしまいます。これはWEB広告を本格運用する場合は誤算を招く可能性大。
なので、予算をガッツリ投下して本格運用をするなら、推奨額まで上げるのが最適解です。
もしくは、入札単価を引き下げると推奨額も引き下がるので、どちらかで対処してみてください。
推奨額まで上げる方法
Google広告側が設定している推奨額まで上げる方法を最後にご紹介します。方法はとても簡単で2ステップで完了します。
ステップ1:ステータス欄のロゴをクリック
Google広告の管理画面左にある「キャンペーン」をクリックするとステータス欄に「予算による制限」と表示されています。文字の右側にグラフのロゴがあるので、クリックします。
ステップ2:予算の選択
「〇〇の予算を引き上げましょう」というページが表示されるので「推奨」と記載された予算を選択して「適用」をクリック。これで設定は完了です。
入札単価を引き下げるとどうなるの?
YouTube動画広告は予算÷入札単価=視聴回数が基本の考えです。
そのため、単純計算で
- 1,000円(予算)÷15円(入札単価)=66.6回(視聴回数)
- 1,000円(予算)÷8円(入札単価)=125回(視聴回数)
となります。
なので、入札単価を高めに設定していると、表示回数が少なくなることで視聴回数が見込めないため、予算を上げた方がいいですよと「予算による制限」が表示されることがあります。
しかし、入札単価を低めに設定することで、表示回数が多くなり視聴回数も見込めると判断されれば「予算による制限」が表示されなくなることもあります。(入札単価が安すぎると広告が全く機能しなくなる可能性アリ)
これに関しては、どれくらいの入札単価を基準に考えたらいいのか?という基準値を知っておけばある程度解説できますし、広告全体の戦略の話になるのですが、詳しくは割愛します。
推奨額まで上げなくても「予算による制限」が表示されなくなることがあるということを頭の片隅に入れておいていただければと思います。
まとめ
予算による制限と表示されたとしてもYouTube動画広告の掲載が止まることはありません。
広告を回す目的が
- YouTube動画広告に慣れる
- とりあえず小さくテスト
くらいの段階なら、無視してOKです。
しかし、本格的に運用を開始するなら、推奨額まで上げて広告を回すのが最適解です。
もしくは入札単価戦略をもとに入札単価を引き下げるのも最良の一手になるかもしれません。
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