【初心者向け】YouTubeのキーワード選定のための6つのリサーチ方法とコツ

当記事では「YouTubeのタイトルで使うキーワード」を選定するためのリサーチ方法をご紹介します。

僕は過去累計8チャンネルを運営して6チャンネルの収益化を達成。

最近では3ヶ月足らずで収益化を達成しています。

それも全て別ジャンルで無名状態からスタートし、SNSを使わずに検証しているので、再現性はかなり高い手法だと思います。

そんな様子を知っている友人や知人はもちろん、クライアントからも

「どんなキーワードをタイトルに使ったら良いのか全然わからない!何を基準にどうやって選んでるの?」

という相談をかなり頻繁に受けてきました。

相談を受けた方々のチャンネルを見てみると「他のチャンネルで再生回数が多かったから」という理由だけで、闇雲に真似をして全く再生回数が回らない人も実際にいました。

そこで当記事では、YouTube運営で迷子にならないように

  • YouTubeを始めたは良いけどキーワード選びに悩んでいる
  • 効率的で正しいリサーチ方法を知りたい
  • 後発組でもライバルをごぼう抜きしたい

上記のような人向けに「こうやってリサーチすればOK!」という考え方をお伝えします。

結論ですが、YouTubeのキーワードリサーチは、以下6つを行っておけばOKです。

  1. 1語目キーワードリサーチ
  2. トレンドリサーチ
  3. 2語目キーワードリサーチ
  4. チャンネルリサーチ
  5. タグリサーチ
  6. コメントリサーチ

本題に入る前に、まずはYouTubeのキーワードリサーチの重要性を知っておいてください。

目次

YouTubeのキーワードリサーチの重要性

特にチャンネルを立ち上げたばかりの初期段階は、関連動画やYouTubeのおすすめに表示されるのはほぼ皆無で、再生回数が全然伸びません。

(※よほど強烈なコンテンツやキャラクターがある場合を除く)

何ヶ月も再生回数が1日10回とかが続くのが普通で、メンタル崩壊して挫折する人が多いです。

しかし「YouTube内の検索」からであれば、チャンネルを立ち上げたばかりの初期段階でも、結構再生されます。

だからこそ、特に初期段階は、視聴者がよく検索しているキーワードで上位表示させ、再生回数を伸ばすのが重要。

そこで必要なのがYouTubeのキーワードリサーチです。

視聴者がどんなキーワードで検索するかを事前に分かっていれば、高い確率で再生回数が伸びる動画を作れます。

詳しく解説しますね。

再生回数が伸びてチャンネル登録者数が増えてくると「関連動画」「YouTubeのおすすめ」からの再生が増えます。

しかし、きちんと対策しておけば「YouTube内の検索」からの再生が全体の5〜6%くらいは確保できるので、絶対にやっておいた方がいいですよ!

1日10万再生のうち5〜6%だと5,000〜6,000再生分に相当します。

また、検索して辿り着いてくれる人は能動的で積極的なタイプなので、モノやサービスを購入してもらいやすいメリットもあります。

YouTubeのキーワードリサーチで使用する5つのツール

YouTubeのキーワードリサーチを行う際は、以下5つのツールを使うと効率的です。

なかには有料プランじゃないと機能が制限されるツールもありますが、無料で使える範囲で十分です。

各リサーチごとに使うツールが異なるので、具体例を挙げながら分かりやすく解説します。

YouTubeのキーワードリサーチ6つの手法

各ステップごとに図解を入れながら、なるべく分かりやすく疑問が残らないように以下をまとめています。

  • 各ステップで行うリサーチの目的
  • 各ステップで使うツール
  • 各ステップごとの具体的手順
  • 僕なりの考察

ぜひ読みながら手を進めてみてください。

ステップ1:1語目キーワードリサーチ

目的:参入ジャンルでどのキーワードがどれくらい需要があるのかを調べる
使用ツール:YouTube内の検索窓vidIQ

手順は以下3つです。

  1. YouTube内の検索窓にキーワードを入れる
  2. 再生回数をざっくりとチェックする
  3. vidIQで平均再生回数をチェックする

詳しく解説します。

①:YouTube内の検索窓にキーワードを入れる

まずは、調べたいキーワードをYouTube内の検索窓に入力します。

②:再生回数をざっくりとチェックする

検索後、入力したキーワードに関連する動画が表示されます。

例えば「ブロッコリー」というキーワードは、再生回数が100万を超えている動画がたくさんあります。

十分に需要があることが分かりますね。

ただし、検索結果で表示される動画だけで需要の有無を判断するのは、少し浅いです。

なぜなら、たまたまバスっただけ、有名YouTuberがやったから伸びているだけの可能性があるからです。

そのため、本当に需要があるかどうかを正確に判断できないんですね。

そこで「vidIQ」というツールを使って平均値を確認します。

③:vidIQで平均再生回数をチェックする

chromeの拡張機能でvidIQを追加すれば、vidIQで収集したデータが表示されます。(上記画像右側)

見るべき項目は「Avg Views」です。

例えば「ブロッコリー」というキーワードでは、平均再生回数が約68万回。かなり大きな需要がありますね。

平均再生回数が多ければ、同じキーワードで動画をアップした時に再生回数が多く回る可能性が高いです。

つまり、ブロッコリーに関連する動画をアップロードするのは戦略としてアリでは?と仮説を立てることができます。

しかし、平均再生回数が少なければ、同じキーワードで動画をアップしても再生回数が回る可能が低いです。

もし、「ブロッコリー」というキーワードで平均再生回数が少なければ、ブロッコリーに関連する動画をアップロードするのは戦略としてナシでは?と仮説を立てることができます。

Avg Viewsの目安

僕は過去累計8チャンネル(全て別ジャンル)で検証して導き出した基準は、Avg Viewsが100,000以上のキーワードをメインに扱うようにしています。

ただし、何かに特化したジャンルでチャンネル作りをしたい場合は、Avg Viewsが100,000以下でも採用することがあります。

例えば、主な収益をYouTubeアドセンスを目的とするなら、再生回数が第一優先となり、Avg Viewsの指標が大事。

一方で、主な目的を自分の商品・サービスの販売やアフィリエイト収益とするなら、再生回数よりも動画を見てくれる人の質が第一優先となり、Avg Viewsの指標はそこまで重要ではない。

などのようにチャンネルの目的に応じて、最低ラインをどこにするかは、ジャンル自体の需要規模と照らし合わせて判断しています。

例えば、「ルクセンブルク料理」というジャンルの場合は、そもそも需要が少ないため、Avg Viewsが100,000以上のキーワードを見つけるのが大変です。

その場合は、そもそもルクセンブルク料理に関する動画制作をするのかどうかを考える必要がありますね。

ステップ2:トレンドリサーチ

目的:キーワードの寿命を調べる
使用ツール:Googleトレンド

どれだけ需要があるキーワードでも、これからも伸びる可能性があるのか?落ち目なのか?キーワードによって寿命が存在します。

キーワード自体の寿命を見極めるためにトレンドリサーチを行います。

手順は以下です。

  1. Googleトレンドにキーワードを入れる
  2. トレンドの動きをチェックする

調べ方は簡単です。

①:Googleトレンドにキーワードを入れる

Googleトレンドでキーワードを入力するだけです。

②:トレンドの動きをチェックする

直近1年間のデータだと、伸び盛りなのか落ち目なのかを判断しづらいので、過去5年間の動きを見ていきます。

「ブロッコリー」というキーワードは、緩やかな右肩上がりです。

筋トレブームなどでブロッコリーが注目されているため、影響が出ているのかもしれません。

表示されたグラフを下にスクロールしていくと、関連キーワードが表示されています。

関連トピック欄には「バジル」など、関連するキーワードが表示されます。

関連キーワード欄には「ブロッコリーの芯レシピ」など、動画ネタにできるような具体的なキーワードが表示されています。

検索したキーワード以外にも、色んなキーワードが連想ゲームで表示されるので、一つずつYouTubeの検索窓で検索していきましょう。

他にもいくつか事例を挙げますね。

「自己肯定感」というキーワードは、右肩上がりです。

完全に狙い目キーワードですね。

僕が自己肯定感について語れるなら、鬼集中して攻めたいキーワードです。

YouTubeは、トレンドに乗ることも大事。

「才能」というキーワードは、上がりも下がりもしていません。

しかし、安定して需要のあるキーワードです。

こういうキーワードも狙い目。

「mixi」というキーワードは、完全に右肩下がりですね。

こういうキーワードは、キーワード自体の賞味期限が切れているので、企画にするのは微妙です。

上記の流れで、ステップ1で抽出したキーワードをGoogleトレンドで検証します。

ステップ3:2語目キーワードリサーチ(サジェスト)

目的:需要があるキーワードでどんなことを検索されているかを調べる
使用ツール:YouTube内の検索窓 / ラッコキーワード

手順は以下です。

  1. YouTube内の検索窓にキーワードを入れる
  2. 検索候補に出てきたキーワードを1つずつ検索しvidIQで平均再生数回数をチェックする
  3. ラッコキーワードで検索する(もっと調べたい場合)
  4. ラッコキーワードで表示されたキーワードを1つずつ検索しvidIQで平均再生数回数をチェックする(もっと調べたい場合)

詳しく解説します。

①:YouTube内の検索窓でチェックする

調べたいキーワードをYouTube内の検索窓に入力します。

すると、2語目のキーワードが検索候補として表示されます。

ここにはよく検索されているキーワードだけ表示されます。

「ブロッコリー」というキーワードでは、調理方法やレシピに関してよく検索されていることが分かりますね。

YouTubeの検索窓はあなたの過去の検索履歴が反映されたキーワード候補が表示されます。

そのままだと客観的なリサーチを行えないので、以下の対策を行います。

chromeの場合:新規シークレットウィンドウを開いてYouTubeにアクセスして検索

②:検索候補に出てきたキーワードを1つずつ検索しvidIQで平均再生数回数をチェックする

検索候補に出てきたキーワードを1つずつ検索し、vidIQで平均再生数回数をチェックします。

平均再生数回数が多ければ、そのまま動画制作をしてもOKです。

 

「ブロッコリー 洗い方」でも平均60万再生なので、狙い目のキーワードですね。

ちなみに、僕が運営しているチャンネルでは「ブロッコリーの洗い方」に関する動画が約5万回再生されています。

需要のあるキーワードであれば、ぶっちゃけそこまで質が高くなくても再生回数が伸びます。

  • 2語目キーワード
  • 2語目キーワードで検索して表示された再生回数が多いチャンネル

上記2つは全てスプレッドシートにメモしておきましょう

③:ラッコキーワードでチェックする(もっと調べたい場合)

キーワードによっては、YouTube内の検索窓で2語目のキーワードがあまり表示されないことがあります。

また、YouTube内の検索窓で表示される数だけでは物足りないことがあるかもしれません。

その際は、ラッコキーワードを使ってキーワードを調べます。

使い方はとても簡単です。

ラッコキーワードの検索窓に調べたいキーワードを入力し、YouTubeアイコンを選択します。

例えば「ブロッコリー」というキーワードでは、1240個のキーワードがヒットしました。

④:ラッコキーワードで表示されたキーワードを1つずつ検索しvidIQで平均再生数回数をチェックする(もっと調べたい場合)

ラッコキーワードに表示されたキーワードは、重複しているキーワードが多いので、スプレッドシートにまとめて整理すると効率的です。

キーワードを整理後、1つずつYouTubeの検索窓で検索し、vidIQで平均再生数回数をチェックします。

めちゃくちゃ地味な作業ですが、頑張ってください。

ここまでで当たる可能性の高い動画のキーワードリサーチはある程度完了です。

しかし、当たる確率をもうワンランク高めたい場合は、ステップ4と5を取り組んでみてください。

ステップ4:チャンネルリサーチ

目的:当たる可能性が高い動画の企画(テーマ)を調べる
使うツール:ライバルのチャンネルページ / vidIQ

手順は以下です。

  1. 再生回数が多い動画を見つける
  2. 再生回数が多い動画のチャンネルページにアクセスする
  3. 再生回数順に並び替える
  4. チャンネル登録者数よりも再生回数が多い動画を見つける

少し言葉が悪いですが、当たっている動画をカンニングする作業です。

①:再生回数が多い動画を見つける

ステップ1〜3の方法でリサーチを行います。

リサーチを行っていると「お!この動画、再生回数すごいなぁ〜」という動画がたくさん見つかると思います。

とはいえ、最初はなかなか効率よく見つけられないかもしれません。

そんな時は、vidIQを活用しましょう。

YouTube内の検索窓でキーワードを入力後、下にスクロールします。

画面右のvidIQ欄に「Top channels for this search term」という項目があります。

検索したキーワードで人気のチャンネルが3つ表示されるので、チャンネルページに飛んでリサーチしてみてください。

以下の手順でチャンネルリサーチを行います。

②:再生回数が多い動画のチャンネルページにアクセスする

再生回数が多く回っている動画のチャンネルページに移動します。

③:再生回数順に並び替える

上から順番に確認するのは効率が悪いので、再生回数順に並び替えます。

ページ右の「並べ替え」タブから人気順に並べ替えると再生回数順に表示されます。

④:チャンネル登録者数よりも再生回数が多い動画を見つける

チャンネルページの中から「チャンネル登録者数よりも再生回数が多い動画」を見つけていきます。

チャンネル登録者数よりも再生回数が多い動画は伸びやすい可能性大です。

そのため、僕は以下を目安に分類しています。

  • 再生回数÷チャンネル登録者数=5以上⇒激アツ
  • 再生回数÷チャンネル登録者数=3〜4⇒アツい
  • 再生回数÷チャンネル登録者数=1〜2⇒まあまあ
  • 再生回数÷チャンネル登録者数=1以下⇒微妙

スプレッドシートには以下のようにまとめています。

ちなみに、チャンネル登録者数が少ないチャンネルであればあるほど良いです。

目安としては、チャンネル登録者数が多くても5万人くらい。

できれば、チャンネル登録者数1万人以下で1万再生回数の動画がたくさんあるようなチャンネルが良いですね。

チャンネル登録者数が1万人以下で再生回数が10万以上ある動画は、完全にお宝です。

もっと言うと、サムネイルがダサいのに再生回数が多い動画を見つけられたら最高です。

参考にすると当たる確率が高いですね。

逆に、チャンネル登録者数が数十万人のチャンネルは勉強にはなりますが、タイトルや企画以外で伸びている要素があるため、参考にしても外す可能性があります。

とにかく「チャンネル登録者数よりも再生回数が多い動画」をどんどん見つけていくのが近道です。

見つけた動画のタイトルや動画URL、サムネイルなどをメモしておきましょう。

ライバルチャンネルにコメントしている人のページを見ると、登録しているチャンネルが見れたりします。

そこで自分では見つけられなかったライバルチャンネルを発見できるので、深くリサーチするとより精度が高まります。

ステップ5:タグリサーチ

目的①:自分では思いつかなかった「お宝キーワード」を発掘する
目的②:各動画に入れるタグの参考にする
使うツール:vidIQ

手順は以下です。

  1. ライバルチャンネルの動画ページにアクセスする
  2. 画面右に表示されるvidIQの「VIDEO TAGS」をチェックする
  3. タグのキーワードからリサーチをする

詳しく解説します。

①:ライバルチャンネルの動画ページにアクセスする

YouTube内の検索や関連動画、ライバルチャンネルの動画から、調べたい動画をクリックしてアクセスします。

②:画面右に表示されるvidIQの「VIDEO TAGS」をチェックする

動画ページを下にスクロールすると、画面右側に「VIDEO TAGS」という項目があります。

「VIDEO TAGS」には、その動画で挿入されているタグが全て表示されます。

つまり、タグを一覧で盗み見できる状態。

動画にどんなタグを使っているかがパッと見で分かるので、コピーしてスプレッドシートに貼り付けておきましょう。

そうすれば、自分の動画をアップロードする際に、再度リサーチしなくても良くなるので効率的です。

③:タグのキーワードからリサーチをする

すでにリサーチが済んでいるキーワード以外に

  • 見落としていたキーワード
  • 思いつかなかったキーワード

など、リサーチ不足を解消できるキーワードがたくさん見つかるはずです。

見つけたキーワードを1つずつリサーチしていきます。

リサーチは、ステップ1〜4の手順で進めます。

自分の頭の中だけではリーチできない範囲までリサーチを行えるので、より守備範囲の広いコンテンツ制作に役立ちます。

ステップ6:コメントリサーチ

目的:ライバルチャンネルの視聴者の求めていることを把握する
使うツール:ライバルのYouTube動画のコメント欄

手順は以下です。

  1. ライバルのYouTube動画ページにアクセスする
  2. コメント欄をチェックする

とてもシンプルです。

地獄のように地味な作業なので、余裕があったらやった絶対に方が良いですね。

コメント欄を見ていると以下の発見があります。

  • 新しいキーワード
  • 視聴者が悩んでいること
  • 視聴者が求めていること
  • 視聴者が不満に思っていること

コメント欄は、動画コンテンツのネタや改善ポイントなどのデータがたくさん貯まっている金庫のようなものです。

しっかり目を通しておけば、キーワード以外にも、ジャンルのレベル感やマーケット感覚が掴めるので、後発組でも余裕でごぼう抜きできます。

YouTubeのキーワードリサーチまとめ

長くなったので、最後におさらいです。

YouTubeのキーワードリサーチは以下5つを行えば、かなり精度の高いものになります。

  1. 1語目キーワードリサーチ
  2. トレンドリサーチ
  3. 2語目キーワードリサーチ
  4. チャンネルリサーチ
  5. タグリサーチ
  6. コメントリサーチ

もし余力があるなら、今売れている書籍で使われているキーワードのリサーチをAmazonなどで行うのもめちゃめちゃ効果的です。

また、ジャンルによってはテレビジョンを買ってきて、テレビが放送される前に仕込んでおくのも裏ワザとして結構使えます。

リサーチ方法を挙げ始めたらキリがありませんが、ひとまず上記6つだけでも十分です。

そして、YouTubeのキーワードリサーチは、以下5つのツールを活用して効率的に進めてくださいね。

YouTubeで人気チャンネルになれるかどうかは、リサーチで8割決まると言っても過言ではありません。

めちゃくちゃ地味な作業で逃げたくなると思いますが、本当に大事な部分です。

まるで探偵になったような心構えで、徹底してやり込んでくださいね。

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