自己肯定感を構成する7つの力の2つ目。
「自己受容力」
について深め方と高め方について綴っていきます。
「自己受容力=自分を受け入れる力」というのは大きく分けて2つあります。
- 自分のポジティブな面を受け入れる
- 自分のネガティブな面を受け入れる
自分を受け入れるというのは、しっかりと目を見開いて現実を見て、どちらに偏ることなくありのままの自分を受け入れる力です。
それを踏まえながら、自分を受け入れる力を深める&高めるための方法を6つご紹介します。
- 怖れに立ち向かう
- 自分への期待値を下げる
- いい面を持っていることを認める
- 他人と比較しない
- 完璧主義をやめる
- 怖い中にワクワクを見出す
それぞれ見ていきましょう!
自分を受け入れる力を深める&高める6つの方法
1:怖れに立ち向かう
実は、多くの人がありのままの自分を受け入れることに、かなり恐怖を抱いています。
「何が怖いか?」
現実を受け入れるのが怖いんですね。
ネガティブに偏っている人にとって、自分のポジティブな面を見るのが、とてつもなく怖いのです。
なぜなら、自分の才能に気づき、活躍したりスポットライトが当たるのが怖いからです。
ポジティブに偏っている人にとって、自分のネガティブな面を見るのが、とてつもなく怖いのです。
なぜなら、本当は不完全で完璧じゃない自分の姿を見るのが怖いからです。
「ありのまま」という言葉が独り歩きしている昨今。
多くの人にとって耳障りのいい言葉に都合良く変換されている風潮がありますが、自分を受け入れるというのは、とても勇気のいることです。
「ありのままで生きる」
これがどれだけ難しいことで、勇気のいることなのか。そして、超怖いんですね。ヤバい怖いんですよ。
しかし、今の自分が思う自分の
- ポジティブな面
- ネガティブな面
をしっかり見てあげて、受け入れてあげることができるのは自分しかいません。
そして、自分自身が、ありのままの自分を受け入れてあげることが出来るからこそ、他人のありのままを受け入れることが出来るようにもなります。
自分を受け入れるというのは、人によってはかなり苦痛な道のりです。
しかし、本当の優しさを持つ人は、自分のいい部分もダメな部分もしっかりと受け入れてあげられている人。
そう思いませんか?
そして、自分のいい部分もダメな部分も
「大丈夫。それでいい。それがいい。」
と、不完全な自分を受け入れるからこそ、はじめて自分を肯定できるようになります。
確かに、他人の励ましや小さな成功体験などは、自己肯定感を高める要因の一つではありますが、結局、外部の刺激でしかありません。
毎日、何万回も小言をつぶやく自分が自分を受け入れられない状態だと、いくらポジティブなシャワーを浴びせても全て弾き飛ばしてしまうんですね。
だからこそ、まずは、自己理解を深める必要があるし、その次は自己受容なんです。
いい感じの自分を受け入れてください。ダメな自分を受け入れてください。
すごく怖いかもしれませんが、そこにはワクワクの源泉が眠っていて肯定的な側面がたくさん詰まっています。
僕もいい部分だけではなく、人としてマジで終わっている部分もたくさんありますが、受け入れています。
受け入れているというか
「諦めた」
「降参した」
「開き直った」
「しょうがない」
と言った方が正しい感覚かもしれません(^^)
怖れに立ち向かう姿勢が第一歩です。
2:自分への期待値を下げる
なかなか自分を受け入れることができない人は、自分への期待値が圧倒的に高い傾向にあります。
「こんな自分は自分じゃない」と、ありのままの自分とありたい自分のギャップが大きいがゆえに目を背けがちです。
自分への期待値が高すぎると、自分が思う自分らしさとありのままの自分の姿が大きく乖離します。
大きく乖離している状態だと危険なので、要注意です。
自分への期待値はとことん下げましょう。そして、肩の力を抜きましょう。
自分が思っている以上に、自分はクズだと思うくらいが丁度いいです。
あ、大丈夫です。
基本的に世の中のほぼ全員がクズです。立派な人間を装っている人に限って、お腹の中は誰よりも真っ黒です。笑
自分をクズだと認めて本音で生きている人。
本当はめっちゃクズなのに、自分をクズだと認めずに表面上だけキレイに見せて、ウソをつきながら生きている人。
どっちが素晴らしい人間ですかね?どっちが気持ちいい人ですかね?どっちがクズでしょうか?
言わずもがなですよね(^^)
また、自分はクズだという位置から世界を見るとすこぶる楽チンになりますよ。
3:いい面を持っていることを認める
自己肯定感が低い人の特徴として「自分のいい面を否定してしまう」という傾向があります。
これは、自分への期待値の高くなると、より否定が強くなっていきます。
そして、その期待値の基準が他人との比較によるものだったりします。
褒められたり、評価されたりしたら素直に認めてあげましょう。
そして、ダメな部分にも裏側にいい面があることを見つけてあげましょう。
4:他人と比較しない
社会に出ると、他人との比較・競争で評価が決まり、それによってもらえるお金に差が出てくるので、他人との比較がベースになってしまいます。
資本主義社会で生きている限り比較の世界は終わらないものです。
でも、せめて自分を受け入れる時だけは比較せずに見てあげてみませんか?
5:完璧主義をやめる
自分を陥れる全ての項目に入る「完璧主義」というもの。
完璧主義だと、完璧な自分しか受け入れられないので、自分を正面から受け入れることができません。
自分のことを歪んで見てしまうので、自分を受け入れることは無理です。
世の中に完璧なモノは何一つありません。相互依存して協力しながら生きるから完璧に近づいていくものです。
自分ひとりが完璧を目指そうと考えるよりも、自分は不完全であると受け入れた方が完璧に近づきます。
6:怖い中にワクワクを見出す
自分を受け入れることは怖いことですが、どんな自分も受け入れることができると
- 地に足がつく
- 自分軸が定まる
- 本質が見やすくなる
などの効果が出てきます。
そして、小さなミスも気にならなくなり、行動のブロックがなくなっていきます。もちろん、人目も全然気にならなくなりますよ。
なぜなら、ネガティブな面に執着することがなくなり、他人の評価がどうでも良くなるからです。他人の意見に振り回されることなくなります。
まとめ
自分を受け入れる力を深める&高める方法を6つご紹介しました。
- 怖れに立ち向かう
- 自分への期待値を下げる
- いい面を持っていることを認める
- 他人と比較しない
- 完璧主義をやめる
- 怖い中にワクワクを見出す
ありのままの自分を受け入れられるようになるからこそ、自己肯定できるベースが出来上がります。
人によっては怖くてドキドキすると思いますが、ここで自分と向き合っておくと、とても有意義な人生になりますよ。
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