自分が進んでいく目標が明確になって、道筋も見えた瞬間は、目の前がクリアになり、嬉しい気持ちになりますよね。
「よし、見えたぞ!あとはやるだけだ!!」
と、真っ暗だった景色がパーーっと晴れる感覚を得る。
しかし、少し時間が経過すると
「な、な、何だ、この重量感は・・・」
と、みなぎっていたエネルギー・やる気が一瞬にして消え去り、努力したり取り組めなくなる経験はないでしょうか?
この一連の流れは何かに取り組む時に必ず起きる儀式です。
なので「はいはい、きましたね、例の儀式が」と、もはや当たり前だと捉え上手に付き合うことが大切です。
まずは、症状が起こるメカニズムを明確にして、上手な付き合い方をお伝えします。
目標があるのにやる気が出なくなる3つの理由
目標があるのにやる気が出なくなったり、努力できなくなったり、取り組めなくなるのは大きく分けて3つ理由があります。
- 疲れている
- マンネリ化している
- 距離が遠く感じる
一つずつ見ていきましょう。
1:疲れている⇒しっかり休もう
目標を達成することは、短距離走じゃなくてマラソンなんだという表現を聞いたことがあるかもしれませんが、常に全力疾走してばかりだったり、絶えず動き回っていると、人間は息切れを起こします。
例えば、マラソンなんて顕著ですが、全力疾走で走り続けるのって無理じゃないですか?
息切れを起こしますし、疲れて身体が動かなくなりますよね。
それと同じで、疲れたらやる気が起きないのは当然です。
目標達成に大事なことは、前に進むことだけではなく、しっかりと休むことも大事です。
身体も心も休憩を与えてあげてください。
2:マンネリ化している⇒難易度を上げよう
当然のようにできることを、ずーーーっと続けているとマンネリ化します。つまり飽きてつまらなくなります。
例えば、一の位の掛け算をずっとやっていると飽きますよね?高校卒業まで公文やりますか?やらないですよね。
いつまで公文やらすんじゃ!俺はもう高校生やぞ!やってられるか!これじゃ大学行けないよ!
となって取り組めなくなるのと同じです。
目標があるのに、やることがマンネリ化してくると、やる気が出なくなるのは当然です。
そんな時は、難易度を上げてみてください。
3:距離が遠く感じる⇒目の前の一歩に集中
あれだけ景色がクリアになることを望んでいた目標と道筋。
はっきり見えてくると嬉しい気持ちになりますが、はっきり見えることで落胆する人も少なくないはずです。
その原因はとてもシンプルで、目標達成までのプロセスの長さや多さに気づいて
「逆に遠く感じるわい!」
と、急にゴールが遠く感じてしまうからなんですよね。
「ゴール地点までこんな距離があったんかい!マジでなめてました、すんません。。」と。
良い意味で馬鹿な人なら関係ない話ですが、先回りして考えられる賢さがある人は邪魔をしてしまうんですよね。
人生経験を積んで世界のサイズ感が分かってくると、なおさらです。
「あー、こんな距離があるのか。どうしようかなー」
と、完全に足が硬直して一歩目を踏み出すことができなくなるんですよね。
「進みたいけど、結構遠いよね。。。え、ちょっとやる気奮い立たせないと・・・」
みたいな。
やる気に頼っちゃダメ、ゼッタイ
ここで、自分のやる気に頼ろうと思ったり、大きなやる気というエンジンを準備しようと思うわけなのですが
「やる気エンジン」
は実はどこを探してもないんですよ。
ゴールにたどり着くためにとても重要だと思っている
「やる気エンジン」
という装備品。
実は、世の中どこを探し回っても見つかりません。
見つからないのに探し続けていると
「やる気エンジン」
を探し続けて一生が終わるという現実が待っています。
やる気は動くから出るもの
「やる気エンジン」
って探して手に入れるものではなく、すでに足元にあって自分で点火するものなんですよね。
ニュアンスを伝えるのが難しいのですが、自分で点火するというよりは、動くから回り始めると表現した方が正確かもしれません。
何事もそうだと思いますが
「最初の一歩」
が最も大事な一歩であり最も重たいものです。
自転車を漕ぐ時もそうだし、雪だるまを作る時もそうだし、走る時もそうです。
ブログを書く時もそうだし、YouTube動画を撮る時もそうだし、寒い日に布団から出る時もそうです。
どれだけ慣れているものでも、毎日やっていることでも
「最初の一歩」
は重たいものなんですよね。
布団の中に入りながら
「来るんだ、俺のやる気よ。俺にはやる気が必要だ!布団から出るやる気!!!」
と、祈りを捧げるよりも、布団からパッと出て、顔を洗ったりトイレに行ったりしていると、やる気って出てくるものじゃないですか。
動くから回り始める。回り始めたら軽くなっていく。
これがやる気の性質なんですよね。
一歩踏み出せた自分を最高に褒めよう
なので、ゴールが見えたら、ゴールを見て走り始めるのではなく最初の一歩だけに集中すること。
たった一歩を踏み出せた自分に最高の賞賛を称えること。
やる気を出すから動けるのではなく、動くからやる気が出てくるのです。
そして、先に動くというリスクを取るからこそ、やった分だけやる気が手に入ります。
×やる気を出す⇒動けるようになる
◎動く⇒やる気が出る
という構図です。
まずは、一歩踏み出す。そして、もう一歩踏み出してみる。
そうすると、足取りが軽くなってきて
「あれれ?思っていた以上にゴールまで早く辿り着けそうかも」
となっていきます。
最初の一歩だけはやる気に頼らない!やる気は一歩踏み出すから湧いてくる!
逆転の発想で楽しくやっていきましょう。
まとめ
目標があるのにやる気が出なくなったり、努力できなくなったり、取り組めなくなるのは大きく分けて3つ理由があり、それぞれの対処法は以下です。
- 疲れている⇒休む
- マンネリ化している⇒難易度を上げる
- 距離が遠く感じる⇒目の前の一歩に集中
自分の状況に合わせて取り入れてみてくださいね!
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